更年期の女性が経験する不調は、実にさまざまで、200種類以上もあるといわれています。
症状の重さも人によって違いますし、いくつもの症状が重なって現れたり、日によって違う症状が現れることもあります。からだに異常がないのに自覚症状が現れる「不定愁訴(ふていしゅうそ)」は更年期症状の特徴といえます。複数の症状をもつ人はとても多く、更年期障害の自覚のある人の中では8割以上の人が5つ以上も症状をもっているという報告もあります。
さまざまな症状の原因は、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れからきていますが、それぞれに特徴がみられます。一つ一つの症状について詳しく見てみましょう。