監修:東京女子医科大学附属東洋医学研究所 所長 教授 木村容子先生
ストレッチや屈伸などで体を動かし、筋肉をほぐしましょう。また、ストレッチ後には、スクワットや、両手にペットボトルを持って行う腕挙げなど、少し負荷をかけた運動で筋肉をつけましょう。
入浴後、クリームやオイルを体にぬるときに、ツボ押ししながらマッサージをするのも良いでしょう。
いつもの洋服に「もう1枚」プラスすることを意識。夏場は、シルクや麻、コットンなど暑苦しくない素材のスカーフを巻く、薄手のものをはおる、冬場は、手袋やマフラーの他、保温効果のある下着なども活用するなどしましょう。
ただし、ガードルなどのきつい下着は逆効果!血行が悪くなるので、体の中心部で作られた熱が行き渡らなくなり、冷えを助長します。下着は締めつけすぎないものを選びましょう。
血管を拡張、収縮させることは、自律神経を鍛えることになり、ただ温めるよりも、冷え対策に有効!
湯船につかって十分にカラダを温めたら、水をかける、また、湯船につかり、水をかける、という作業を数回ほど繰り返す。疲労回復にも効果が期待できます。
ただし、循環器疾患のある人や高齢者の方は、交互浴は体に刺激が強いことがありますので、お風呂から上がるときに、ぬるま湯を足にかける上がり湯、または足湯で、足の冷えを予防することをお勧めします。